オーズに憧れてアニメ脚本家になるまで。

ぽけりんへの転載はやめてください

【サンムーン考察】モーン博士とエーテル財団とポケリゾートの関係性について(ネタバレ注意)

・はじめに

 この記事には「ポケットモンスター サン/ムーン」における重大なネタバレ(クリア後イベント含む)が含まれている可能性があります。予め理解したうえで読み進めてください。

 

 

 この記事は、タイトル通り「ポケットモンスター サン/ムーン」においてモーン博士やエーテル財団、そしてポケリゾートとの関係性をできる限りまとめ考察したものです。解釈によってはここが違うのではないか、ということも当然起こり得るため、鵜呑みにはしない方が良いと思われます。

 

 

 また、この記事を読み進めるうえで「コスモッグ、コスモウム、ソルガレオルナアーラはウルトラビーストである」「ウルトラホールの論文を発表したのがモーン博士である」といったストーリーの中心部分にまつわる要素がバンバン登場します。

 

 再三となりますが、ご注意ください。

 

 今回は考察と共に関係性の高い「太古の時代」「モーン博士」「コスモッグ」「ポケリゾート」の4つのキーワードから中身を追いかけていくこととします。

 

 

・太古の時代

 ソルガレオ、またはルナアーラがアローラに姿を現したことが書物に記されている。

 

 なぜソルガレオルナアーラがウルトラスペースからアローラ地方へやって来たのか、やって来られた(呼び出された?)のかは不明。

 

 マリエシティ図書館で読める書物には「月の獣 太陽の獣 交わり 新たな 命 呼ぶ 島の守り神 命 見守ると する……」とあり、これはクリア後に再現されるコスモッグ入手イベントと全く同じである。つまり、この書物の示す「新たな命」はコスモッグであることがわかる。

 

 このことから、コスモッグは太古の時代にアローラ地方で誕生したことがわかる。ただし、コスモッグと命名したのは近年のエーテル財団であり、当時は「ほしぐもちゃん」のように別の名で呼ばれていただろうと推測できる。

 

 

・モーン博士

 作中ではモーン博士としての姿は一切登場しないものの、度々目にすることとなる名前である。

 

 勘の鋭い方はお気づきかもしれないが、サンムーンメニュー下画面にある「ポケリゾート」のモーンと同名の人物である。同一人物であるかどうかまでは明言されていないが、おそらく同一人物と見てよいだろう。

 

 彼はウルトラホールと呼ばれる謎の空間の穴についての論文を世界で初めて発表し、一般的にはウルトラホールを初めて発見した人物と称されるようになった。

 

 しかし、実際には彼よりも先にウルトラホールの存在を発見していた人物がいる

 

 それがルザミーネの夫である。ルザミーネの夫、つまりグラジオとリーリエの父となるわけだが、サンムーンではグラジオがタイプ:ヌルを主人公に渡す際に次のように語っている。

「オレの父なんだ。ウルトラホールとウルトラビーストの存在を発見したのは。だが父は、ウルトラホール接続の実験中に消えた……残されたのはウツロイドの資料、そして弱ったコスモッグ……」

 

 この台詞から、未だに父親が見つかっていないこと、父親が消える頃には既にウツロイドの研究が行われていたこと、そしてコスモッグがエーテル財団にいたことがわかる。(いずれも当時段階での目的は不明)

 

 ではなぜ、モーン博士はウルトラホールの論文を発表できたのだろうか。そして現在、なぜポケリゾートの管理をしているのだろうか。

 

 

・コスモッグ

 モーン博士が何者なのかを知るために、絶対に避けては通れないポケモンがいる。それがコスモッグだ。

 

 先述の通り、太古の時代のアローラ地方で誕生したこのポケモンは近年エーテル財団に捕らえられ、後は作中の通りリーリエに持ち出され冒険の旅へと出ることになる。

 

 では、コスモッグはいつからエーテル財団に捕らえられていたのだろうか。 

 

 エーテル財団、もといルザミーネの歪んだ動向で虐待に遭っていたタイプ:ヌルのうち1匹を連れてグラジオがエーテルパラダイスを飛び出したのが2年前。少なくとも、この頃には既にコスモッグを使った研究が進められていたと見られる。

 

 尚且つ、父の失踪時にコスモッグが残されていたというグラジオの発言から、ウルトラホール実験でグラジオの父が失踪した時期、そしてコスモッグが捕らえられたのが最低でも2年以上前であることが推測できる。

 

 そして同時に、その頃には既にコスモッグという名前が命名されていたということもわかるだろう。

 

 コスモッグと名付けた人間は誰なのか。

 

 公式サイトのコスモッグのページ(http://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/pokemon/161027_07.html)にはコスモッグと命名したのはエーテル財団の博士である、と書かれている。

 

 エーテル財団に関係する人間で博士と呼ばれる人間、それはモーン博士に他ならない。

 

 ルザミーネの方針を鑑みるに、そもそも実験の道具にすぎないコスモッグにわざわざ名前を付ける必要などなかったのに対し、それでもコスモッグと名付けられたのは、ひとえにモーン博士によるポケモンへの愛情の賜物だったのではないだろうか。

 

 コスモッグというポケモンに名前という形で込められた愛情こそがひょっとしたらモーン博士の本当の姿なのかもしれない。

 

・ポケリゾート

 コスモッグの名付け親にもなったモーン博士だからこそ管理できる、そんなポケモンたちの自由気ままな楽園、それがポケリゾートである。

 

 ポケリゾートはカンタイシティにあるアローラ観光案内所内でのNPC台詞からもわかる通り、アローラ地方名所である。このことからも、管理人であるモーン≠失踪したルザミーネの夫であることがわかるだろう。

 

 ではまず、ポケリゾートとは一体どこにあるのか。公式サイトのマップをよくよく見てみると、アーカラ島とウラウラ島の右上、微妙に雲に隠れている島が確認できる。形状から見て、これがポケリゾートで間違いないだろう。

 

f:id:first1178:20161124221057p:plain

▲よく見ると木のようなものが確認できる。 

 

 ポケモンを保護するという形のエーテルパラダイスとは全く逆のスタイルでありながら、非常にポケモンに寄り添ったポケリゾート。

 

 この島は一体なぜ作られたのだろうか。

 

 その答えを探しながら時折流れ着くマメビンを手にしていると、ただのシステム以上にモーン博士の思いが深く関わっているのではないだろうか。そう思えて仕方がないのである。

 

 そして、10年前にアローラ地方でウルトラビーストが観測された際に共にウルトラホールから現れ、海岸に流れ着いていたという女性がいた。現国際警察UB対策本部長の彼女の名前はリラ。もし彼女の存在をモーン博士が知っていたのだとしたら。

 

 以上のことから、次のような仮説を提唱する。

 

 以前、モーン博士はエーテル財団に属しルザミーネの夫と共にウルトラホールについて研究を進めていた。しかし、その途中の事故でルザミーネの夫はウルトラホールの中へ消えてしまう。

 それを受けて責任を感じたモーン博士は彼のため、研究の成果であるウルトラホールについての論文を程なくして発表、ルザミーネの夫が手にするはずだった名声を望まずして手に入れてしまう。

 その後、代わりに憑りつかれるようにウルトラビースト、ウツロイドを捜し求め豹変していった代表のルザミーネを見て、モーン博士はエーテル財団を離れることを決意する。

 エーテル財団を離れたモーン博士は、今度こそポケモンのためにとポケリゾートを作り上げた。

 エーテルパラダイスと対をなすかのようなその島は、モーン博士によるポケモンへの償いか、変わってしまったルザミーネへの遠回しな批判か、それとも10年前にウルトラホールを通ってアローラの海岸へ流れ着いたという、1人の女性にかつてウルトラホールに消えた友を重ねているのか。

  モーン博士はきっと待ち続けているのだろう。ポケモンと共にその日を。

 

 

 

・おわりに

 ……のかもしれないよね。というお話もとい考察でした。

 サンムーンはモーン博士はもちろん、他にも考察しがいのある内容ばかりでプレイしていて最高に楽しいゲームでした。

 今後もこういった記事は書いていきたいですね。

 

 なお、どうやら巷ではモーン博士がそのままルザミーネの夫であるという説が主流のようですが、失踪と言いながらポケリゾートに普通にいたりすることになっちゃうので個人的にはないかなぁと考えています。でもまあ確かにグラジオとは外見的に似てる部分あるので、ルザミーネの兄か弟なのではとも思いました。

 

 最後に、この記事を転載・引用する場合は必ず元の記事がこのページであるということを明確に示すようお願いいたします。

 それでは。

 

・関連記事

first1178.hatenablog.com