正義のためなら人間はどこまでも残酷になれる

ぽけりんへの転載はやめてください。

2016冬コミお疲れ様でしたの話とか

去る12月30日、コミックマーケット91にて同人誌「ポケモン図鑑編集者レポート ~英雄なき世界で~」を頒布いたしました。詳細は以下をよろしくお願いします。

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当日スペースにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

このブログ記事読んでます、いつも楽しみにしています、と声をかけてくださる方々まで来てくださって、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。

上記新刊について、読んだ感想や「こんな話が見てみたい」等ありましたら当記事のコメント欄やメールアドレス(first1178@yahoo.co.jp)までお伝えいただけますと幸いです。次に繋がります。

 

年も変わって2017年、今年はどんなポケモンに出会えるんでしょうか。楽しみです。僕はというと、ポケモンの話とかしながら生きていけたらなぁと思っています。よろしくお願いします。

 

 

さて、ここからは冬コミの裏話的なのとちょっとした感想を。上の感想等にも負けないぐらい、嬉しかったなというお話です。

 

僕は今、プロのシナリオライターとして食っていくためにちょこちょことシナリオのお仕事をしながら暮らしているのですが、今回はまずその辺からお話を。

 

僕がそもそもシナリオ、つまりお話を書こうと思ったのは、僕自身の生き方について非常に悩んでいた時期に「仮面ライダーオーズ/OOO」を観たからでした。オーズがどんな作品だったのか、詳しい内容についてここでは割愛します(アマゾンプライムビデオでは全話観放題です、よろしく)。が、オーズに間違いなく込められていた「子供たちに強く、夢を見て生きてほしい」というメッセージに僕は心を動かされました。

それ以来、僕は元々子供が好きだったということもあり「オーズみたいに、子供たちに真摯に寄り添える作品を創りたい」と考え、オーズで脚本を担当していた脚本家の小林靖子先生を目指して今に至ります。今のブログ名はまんまそれを表していますね。

そんなワケがありまして、今回の冬コミで出した新刊ポケモン図鑑編集者レポート ~英雄なき世界で~」も実を言うとポケモンを好きな子供たちに向けて、普段のポケモンとは少し違った視点で物語を書いてみようと思い立ったのがきっかけでした。

しかし頒布する場所が何せコミケ会場なので、子供に渡るかどうかは限りなく怪しかったのでした。実際、当日は自身の子供へのお土産としてポケモンの本を買おうと来ていた親御さんにも見本を見た後で「子供に見せたいので、これはちょっと遠慮しておきます」といったようなことも言われました。

とまあ、そんなこんなで若干凹みもしていた11時過ぎの僕でしたが、そこへ1人、どんなに高めに見積もっても中学生だろうという女の子が現れたのでした。

僕も最初は色んな意味で目を疑いましたが、その女の子はサークルチェックをしていたと思わしき手元の紙と僕のサークルを交互に見やると、見本誌も読まずに「1部ください」と、本を購入していったのです。その本を渡したときの嬉しそうにしてくれた顔は、今でもハッキリと覚えています。

その時はただただ茫然としていましたが、後々おそらく元々僕のブログ記事を読んでくれていた方だろうということや中学生にとっての1000円というのがどれほど貴重なものであるかといったことを考えて、本当に息が詰まりそうになるぐらいの感謝と、それから嬉しい気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございます。

その方がその本を読んでどう思ったのか、そもそも読んでくれているのか、僕にはまだわからないけれど、「読んでほしい」と目標にしていた相手に作品が届く、その時の気持ちは多分これから物を創っていく上で絶対に忘れられないものとして心に残るんだろうなと、今は思います。

勿論、上記の方だけでなくお金を払って本を手に取ってくださった方々には例外なく心から深い感謝を。お金を払ってくださる方がいるから作品は提供できるのです。

冬コミで来てくださった方、それからそうでない方も、今後ともより一層ポケモンと物創りの世界を広げていけるよう尽力いたしますので変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

 

最後になりましたが、今回本を創るにあたってイラストを始め多大なお力添えをしてくださったポケモア氏がいなければこんな経験は不可能でした。改めて感謝を。

 

ちなみにですが、受かれば次回の夏コミ(C92)にもサークル参加できるかもしれません。その時はまたよろしくお願いいたします。どうでもいいですけど、C92というとトリトドンペラップミカルゲユキノオーの4体で全員シンオウ地方初出のポケモンらしいですね。面白。