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【ポケモン考察】ディアンシー=地球外生命体説について

※はじめに、この記事ではゲーム「ポケットモンスターXY」及び映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」におけるテキストや描写についての言及を多分に含みます。予めご了承ください。

 

 

図鑑No.719 ディアンシー

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 周知の通り非常に可愛らしい見た目のポケモンであり、ダイヤモンドを自ら生み出す能力があると言われている。

 この幻のポケモンについて抱いた疑問や謎について、現段階で明らかにされている範囲内で考察していきたい。

 なお、この記事に書くものは全て仮説の段階でありポケモン制作側とは何の関係もないということをここに記しておく。

 

1、ディアンシーヒャッコクシティの時計台

 まず、筆者がディアンシーと地球外生命体を結び付けるに至った最初の問題である。

 こちらのゲーム内の写真をご覧いただきたい。

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 これはポケモンXYのゲーム内、ヒャッコクシティに存在する「謎の日時計」と呼ばれる非常に大きな物体(以下、日時計)なのだが、よく見てみてほしい。何かに似てはいないだろうか?

 お察しの通り、この日時計ディアンシーにとてもよく似ている。もっと言ってしまえば、ディアンシーがこの日時計に似ているのだ。まるで、日時計の欠片が零れ落ちてポケモンになったかのように。

 そして、この日時計にはゲーム内でこういった描写がなされているのである。

日時計としてそびえる謎の物体は宇宙から落ちてきたともいわれている」

 

2、ディアンシーはどうやって生まれてきたのか

 ゲーム内のポケモン図鑑では、ディアンシーは「メレシーの突然変異」と書かれている。

 果たしてそれは本当にそうなのだろうか?

 ポケモン図鑑とは、あくまでも学者から見たポケモンについての見解が載せられているに過ぎず、また正しいことが書かれているという保証はどこにもない、という見解がある。

 筆者もまた同感の意である。

 現段階において、ポケモン公式側の提示する情報に「ディアンシーが生まれる瞬間」という情報は存在せず、この部分においてはある程度の予測が許されると解釈できることは明白である(事実、ゲーム内にてディアンシーは「誕生の確率もそのメカニズムも未だすべてが謎に包まれた存在」と称されている)。

 よって、ディアンシーヒャッコクシティの日時計から生まれたポケモンなのではないかと、筆者は推測する。

 

3、なぜディアンシー日時計から生まれたのか

 デオキシス、という宇宙からやってきたポケモンが存在する。

 デオキシスは元々あのような姿で地球に飛来したわけではない。隕石に付着していた宇宙ウイルスと呼ばれる物質が地球上でレーザーを浴びたことにより誕生したポケモンである。こちらの情報についてはアニメ版にて明確な描写が存在する。

 前述の通り、日時計がもしも宇宙から飛来したのであればディアンシーデオキシスと同じように何らかの現象によって誕生したのではないか、というような推測を立てることができる。

 

4、なぜ宇宙からやってきたと推測するか

 ゲーム内で触れられているとは言え、あくまで伝聞の形でのみの描写とされているにもかかわらずなぜ宇宙からやってきたと言う根拠に至ったのか。

 それはゲーム内に以下のような台詞が見られたためである。

ヒャッコクの日時計と呼ばれる謎の物質あるよね

最先端科学でも絶対に壊せないらしいよ」

 「日時計といわれる物体……今の技術では造れないって

昔の人とポケモンはどうやって造りだしたのかしら?

それとも伝説ポケモンの不思議な力なのかしら……?」

 絶対に壊せない、という言葉とディアンシーを結び付けるワードに「ダイヤモンド」が浮かぶ人もいるだろう(現実ではダイヤモンドを破壊することは可能だが)。

 しかし、ポケモンの世界にはダイヤモンドを指す「金剛玉」というアイテムが複数個存在している。

 にもかかわらずポケモンの世界においての技術を見るに「ダイヤモンドが造りだせない」「ダイヤモンドが破壊できない状況である」との判断は難しく、日時計≠ダイヤモンドであると言えよう。

 逆説的に、日時計>ダイヤモンドという階級的解釈が可能となる。

 日時計ディアンシーを生み出し、ディアンシーがダイヤモンドを生み出すと考えるとポケモンの世界の生物学的にも筋の通った話になる(例として、マナフィメタモンを育て屋に預けると劣等種族であるフィオネが生まれるという事案が存在する)。

 そして、仮にその序列が存在するのであれば「地球上では造ることができないダイヤモンドよりも硬い日時計」は他ならぬ宇宙からやってきたと推測するのが妥当と言えるのではなかろうか。

 

5、日時計とメガストーン

  ポケモンには「メガシンカ」と呼ばれる特殊な変身を戦闘中に行う種類が幾つか存在している。

 メガシンカにはメガストーンと呼ばれるポケモンの種族ごとに対応した石のアイテムが必要となり、そのような石の多くは普段は目視できない姿で街やダンジョンに落ちている。

 そのメガストーンを目視できるようにする力、延いてはメガストーンそのものと深く関係しているだろうと描写されているのが、ヒャッコクシティの日時計だ(メガストーンは日時計の欠片なのでは?というような事柄もゲーム内では仄めかされている)。

 

6、メガストーンとメガディアンシーについて

 前述のメガシンカだが、ディアンシーにもメガシンカは存在する。

 がしかし、ディアンシーと他のメガシンカが可能なポケモンには大きな違いが少なくとも一つ、存在している。

 それは、ディアンシーは自分のメガストーンを自ら生成することができるという点である。

 映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」においてディアンシーメガシンカを行い、メガディアンシーへと変貌を遂げる。

 その際に使用されたと思しきメガストーンは、事前にディアンシーがユリーカに手渡していた自ら生み出したダイヤモンド。

 そう、ディアンシーはメガストーンを生み出す能力までもを備えているのである。

 そこで、先の日時計とメガストーンについての因果関係を思い出してみてほしい。

 仮にメガストーンが日時計の欠片だとすると、「メガストーンを生み出す日時計」「自分のメガストーンを生み出すディアンシー」これらの似通いは、果たして出来の良い偶然であろうか。

 

7、日時計の輝きとディアンシーの輝き

 日時計とメガストーンの関わりの一つに、メガストーンを発見できる時間帯(毎日20~21時)になると日時計は眩いばかりの光を発するという現象が起こる。

 一方、ディアンシーはゲーム内で以下のような説明がなされている。

ディアンシーは美しさの代名詞たるポケモン

その身体は究極のバランスで光を吸収しこの世の奇跡と呼ばれるほどの輝きを放つといわれます」

 そう、ディアンシーも発光現象を行うのである。まるで日時計のように。

 「ヒャッコクシティの日時計は、日中の太陽の日差し、光を吸収し、そのパワーで日が沈んだ後の20~21時に渡って発光を行う」仮にだが、そう考えてみるとなぜあの時間帯に日時計が発光するのか納得できないだろうか。

 

 以上、7つの理由をディアンシー日時計における重要な関連性を示すものとし、ディアンシー=地球外生命体説を提唱させていただきたい。

 

P.S.

 異論等、何か意見がありましたらTwitterアカウント「@first1178」までお願いいたします。

 本当は同人誌か何かで使おうと思っていたネタなのですが、そっちの方に手をつけるにはしばらく時間がかかりそうなのでこちらに公開してしまいました。

 この記事をお読みくださった方々が少しでもお楽しみいただけたのであれば幸いです。

 最後までお読みくださり本当にありがとうございました。